不動産ニュース / 開発・分譲

2022/2/3

「西千葉リードタウン」のマンション、販売開始

「ハイムスイート西千葉」外観イメージ

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは、大規模複合開発「西千葉リードタウン」(千葉市稲毛区)内の分譲マンション「ハイムスイート西千葉」(総戸数87戸)のモデルルームを2月上旬に開設。3月上旬に販売開始する。

 「西千葉リードタウン」は、千葉都市モノレール2号線「作草部」駅徒歩8分に立地。敷地面積8,137.35平方メートル。ハイムスイート西千葉と2021年10月より販売を開始している戸建街区「スマートハイムシティ西千葉」(全22区画)で構成。積水化学グループでは、技術力を融合しESG経営の具現化を図るまちづくり「SEKISUI Safe & Sound Project」を展開しているが、千葉県では初となるプロジェクト。

 地下インフラには、耐久性に優れた給排水管「エスロンパイプ」や、雨水を一時貯留し内水氾濫を抑制する「クロスウェーブ」など同グループ製品を採用。戸建住宅には太陽光発電システムや蓄電池、HEMSを搭載し、エネルギー自給自足型の暮らしで環境負荷低減や停電時のリスクに備えるほか、断水時に数日分の飲料水を確保できる「飲料水貯留システム」を導入した。分譲マンションにも、太陽光発電システムと蓄電池を共用部に搭載、過去の大地震でも地震動による破損がない耐震型ポリエチレン管「エスロハイパーAW」を採用している。

 また、戸建街区には、(株)つなぐネットコミュニケーションズ、(株)Secualと共同開発した光回線での戸建分譲地向け全戸一括インターネット接続サービス「NiSUMU CONNECT(ニスム コネクト)」を、リードタウンとして初めて導入した。同社のインフラ技術とつなぐネットコミュニケーションズの通信技術を融合し、高品質な通信インフラを整備するとともに、まち全体を管理するセキスイ合人社タウンマネジメント(株)による独自のタウンマネジメントにより、居住開始と同時にインターネット環境を提供。分譲マンションにおいては、まちの異常監視や共用施設・シェアサービスの予約、住民からの問い合わせ機能などを提供する住民専用アプリ「NiSUMU(ニスム)」によるサービスのワンストップ化を進化させ、管理業務やセキュリティなどの見直しを実施する。将来的な働き手不足や人件費上昇の課題を抱えるマンション管理において、アプリやIoT技術等を活用した管理業務のスマート化を目指す。

 ハイムスイート西千葉は、敷地面積4,612.56平方メートル、延床面積8,116.62平方メートル、鉄筋コンクリート造地上7階建て。専有面積70.06~102.97平方メートル、間取りが3LDK・4LDK。販売戸数は未定で、価格は2,900万~5,600万円台(最多価格帯3,900万円台)の予定。竣工は23年2月、入居開始は同年4月の予定。

 なお、スマートハイムシティ西千葉は、21年9月に造成工事が完了。総面積3,524.79平方メートル。現在販売中の建売住宅2棟(鉄骨造)は、土地面積が119.52・125.41平方メートル、建物面積が103.28・104.51平方メートル、間取りが4LDK。価格が5,440万・5,940万円。完成が22年3月、入居開始が同年4月の予定。販売中の建築条件付き土地は2区画で、土地面積はいずれも118.79平方メートル、価格が1,810万・1,900万円。

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