不動産ニュース / 開発・分譲

2022/2/3

野村不、平均2.3億円の高額建売が最高5倍で即完

「プラウドシーズン成城コート」完成予想図

 野村不動産(株)は3日、建売住宅「プラウドシーズン成城コート」(東京都世田谷区、総戸数6戸)の1期5棟が即日完売したと発表した。

 同物件は小田急小田原線「成城学園前」徒歩8分に立地。敷地面積は150.01~173.04平方メートル、建物は三菱地所ホーム(株)設計・施工の木造ツーバイフォー工法2階建て、建物面積は119.33~173.97平方メートル、間取りは3LDK・4LDK。販売価格は平均2億3,000万円台、最高2億7,000万円の高額物件ながら注文住宅検討層のニーズに合致し、最高倍率5倍を記録した。入居時期は4月末以降。

 同社の「プラウドシーズン」シリーズは年間約400棟を販売。首都圏の建売住宅では「建物面積平均100平方メートル前後」「数千万~1億円台前半」という物件が多かったが、今回同社では、それ以上のハイグレードな建売住宅に着目。これまでは土地購入・注文住宅建築を検討していたユーザー層にアピールすることで高い評価を得た。

 同物件は、立地・品質・デザイン等において同社がこれまでに培ってきたノウハウを生かしてプランニングした。平均的な建売住宅の1.5倍程度の広さや、全戸天井高3m・高さ2.7mの大開口サッシを備えた大空間リビングなどが特徴。また、仕様・設備については同社のプレミアムクラスのマンションと同等とし、キッチン・浴室の機能も充実している。

 外構は、成城エリアの景観を守るため、生垣・石垣・石壁を使って設計。開発地内は、私道としては初採用となる東京都パイロット事業による電柱地中化を施した。さらに、施工会社の三菱地所ホームと提携し、希望する購入者にインテリアコーディネートや引き渡し後のリフォームに関する相談に対応する。

 同社では今後、同物件を皮切りに東京23区内を中心に2億円超の「プラウドシーズン」を展開していく。

大開口・天井高3mのリビング

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