不動産ニュース / その他

2022/2/9

茅場町に人々の交流促進する屋上ファームガーデン

「Edible Kayabaen」プロジェクト完成予想パース

 平和不動産(株)は8日、屋上ファームガーデン「Edible Kayabaen」プロジェクトを開始すると発表した。

 同プロジェクトは、子会社の(株)東京証券会館が所有する複合ビル「東京証券会館」(東京都中央区)の屋上を活用し、屋上ファームガーデンを設置するもの。同社が推進するまちづくり「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」の一環で、人々の交流の場となる空間を創り出すことで、誰もが「居場所」を持てるまちづくりを行なっていく。

 東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅に直結。敷地面積約600平方メートル。(株)ユニバーサル園芸社、(一社)エディブル・スクールヤード・ジャパンと連携し、運営していく。

 食を通じて生命のつながりを体験する自然学校「アーススコーレ」では、食農循環、フードロスなどの地域環境問題を取り入れた、独自の教育プログラムを提供する。「コモンズ広場」では、イベントを通じて人々が交流し、学び合える機会を創出。「コモンズガーデン」では、テナントや地域飲食店舗などが利用できるエディブルガーデンを設置。植物選定や栽培の仕方などのワークショップを実施する。また、地域の飲食店と連携し、収穫物を活用することで、地産地消によるフードマイレージやフードロスを削減する。レストランから出る生ごみや、コーヒーショップから出るかすなどを堆肥化し、屋上ファームガーデンで活用する取り組みも推進していく。

 開園は2022年4月の予定。

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屋上緑化

樹木・植物などを建造物の屋上に設置し、緑化すること。 近年ではヒートアイランド現象を緩和するために屋上緑化が非常に有効であることが認識されるようになってきた。

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