不動産ニュース / その他

2022/2/10

マンション各戸に専用「宅配×防災」ボックス/近鉄不

 近鉄不動産(株)は10日、宅配ボックスと防災備品収納スペースが一体となった専用ボックスを開発したと発表。同社が開発する新築分譲マション各戸の玄関横に設置する。

 宅配スペースは、幅約50cm、高さ約160cm、奥行き約40cmと大型サイズで、可動棚2段を設置。届く荷物のサイズに合わせて調整することが可能、棚板を外すことでゴルフバッグなどの荷物も受け取れる。上部にはアクリルパネルでカバーした防災備品収納スペースを確保。住戸引き渡しの際に、各戸に1つずつ防災袋を設置する。

 提携する配送会社が運用することでセキュリティ性を高め、再配達の発生を抑えることも可能。配達員は、共用エントランスで配達先のパスコードを取得しエントランスを解錠。宅配ボックスをパスコードで解錠して荷物を預ける。居住者は住戸キーをかざし、スムーズに荷物を受け取ることができる。

 3月着工予定の新築分譲マンション(大阪市東住吉区)から導入を開始する。

「宅配×防災」ボックス完成イメージ

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宅配ボックス・宅配ロッカー

不在時に荷物などを受け取るための設備。配達人がロッカーに荷物を入れると鍵がかかり、荷宛人は暗証番号や認証カードを用いて受け取る。宅配ボックスは、一般に、マンションの共用部分に設置されている。

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