不動産ニュース / 開発・分譲

2022/2/18

大宮で天然木材生かした「ザ・パークハウス」、4月下旬に販売開始

モデルルームは南西角住戸の横長LDタイプ。リビングに面して室内窓(オプション)を設えた個室ワークスペースを配置したプランとしている

 三菱地所レジデンス(株)は18日、新築分譲マンション「ザ・パークハウス大宮吉敷町翠邸」(さいたま市大宮区、総戸数106戸(うち募集対象外住戸12戸))のモデルルームを報道陣に公開した。23日には個別プロジェクト説明会(オンライン)を開始する。

 埼玉・大宮エリア4棟目の「ザ・パークハウス」。JR「さいたま新都心」駅徒歩9分、JR「大宮」駅徒歩13分に立地。敷地面積1887.30平方メートル、鉄筋コンクリート造地上19階建て。隣地に2020年4月に分譲した「ザ・パークハウス大宮吉敷町」が立地していることから、まち並み形成に配慮し、同じ設計・施工会社を起用して基壇部やバルコニー手すり等、連動性のあるデザインとした。

 「SDGs先進度」調査で上位に位置するさいたま市を意識し、環境やSDGs達成に貢献する取り組みに注力。同社の木材利用の推進を目指す「木の守PROJECT」の一環で、同社で初めて、外装・共用部内装にも使用できるよう準不燃加工を施した同一の天然木材を用いて、内・外装を連続的にデザインした。2層吹き抜けのエントランスの外部軒裏から内部のエントランスホールまでを地元埼玉県産の天然杉で仕上げ、リモートワークができる共用「コミュニティラウンジ」では、天然木材を使用した大型テーブルを配置。壁面や天井にも天然杉を使用している。そのほか独自の創エネシステム導入や生物多様性への配慮ほか、地元産の食材を利用できる食配ステーションの設置、太陽光発電電力を充電に活用できるEVサービスにも対応した。

 住戸は、全戸南西向き、間取りは3LDK中心で1フロア6タイプの内1戸を2LDKとした。専有面積57.74~73.20平方メートル。アウトフレーム設計、3枚引き戸やウォールドアなど、先行3物件で評価の高かった設計・設備仕様を取り入れた。一部のプランでは、リビング・ダイニング内にカウンタースペースを設け、リモートワークほか、さまざまな用途で使える空間を用意した。各階に各戸分の住戸専用宅配ボックスも導入している。

 11月に物件ホームページを開設し、現時点で950件超の問い合わせを得ている。さいたま市の大宮区ほか周辺区、沿線の都内居住者が中心。年代は30・40歳代を中心に60歳代からも一定数の反響が寄せられている。2人もしくは3人のDINKS、プレファミリー層が多い。ターミナル駅を含んだ2駅利用できる交通利便性、大型ショッピングモールが近隣にある生活利便性が評価されている。

 第1期販売は4月下旬開始。価格は70平方メートル台が6,000万円台、平均坪単価305万~310万円程度になる見込み。竣工は23年12月、引き渡しは24年2月上旬の予定。

「ザ・パークハウス大宮吉敷町翠邸」の模型

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