不動産ニュース / 開発・分譲

2022/5/16

神戸市の築後49年のマンション、建て替え

完成予想図

 旭化成不動産レジデンス(株)と近鉄不動産(株)は、5月より、御影石野住宅(神戸市東灘区、総戸数50戸)の建替事業の開発工事に着手した。

 同物件は、1972年築、地上5階建ての共同住宅。築後49年が経過し、新耐震設計に対応できていないことに加え建物の老朽化が進行。建物の維持・補修には大規模な修繕と相当な修繕費が発生することが予想される状況であった。さらには、共用部にエレベーターがない、専有部、玄関、水回りに段差があることなどを含めて居住性改善のニーズが高い状況にあった。そこでかねてより大規模修繕と建て替えの両方の方向で検討を進められていた。
 両社は2019年10月に事業協力者として選定されており、20年に建て替え決議が成立した。

 建て替えは、全部譲渡型等価交換方式で行なわれる。鉄筋コンクリート造地上6階地下1階建ての建物を建設する。住戸戸数は72戸。建物着工は8月、竣工は24年4月の予定。

従前の建物

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建替え決議

区分所有建物を建て替えることを決める決議をいう。 分譲マンションのような区分所有建物について、建物が著しく老朽化した場合や地震による大きな被害を受けた場合などには、建物を元の状態に戻すことが難しいケースや、経済的に見て建物を元の状態に戻すよりも建物全部を建て替えるほうがメリットの大きいケースがある。

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