不動産ニュース / 開発・分譲

2022/5/19

フロア毎に対象業種を変えた物流施設/野村不

「Landport 上尾II」外観

 野村不動産(株)は18日、高機能型物流施設「Landport(ランドポート)上尾II」(埼玉県上尾市)を満床稼働で竣工した。

 同社が展開する「Landport」シリーズは、入居テナントの物流オペレーションの最適化を目指し、テナントの業種を物件ごとに特定し、一般的な汎用スペックに加えて業種特有の機能を標準搭載した「カテゴリーマルチ型」の物流施設。

 「上尾II」は、首都高埼玉大宮線「与野」出入口より約7.6km、圏央道「桶川北本IC」より約7.9kmと、都心配送と広域配送にいずれにも対応可能な立地。敷地面積は約3万1,221平方メートル、延床面積約7万6,700平方メートル、鉄筋コンクリート造・鉄骨造地上4階建て。

 シリーズで初めて“フロアごと”に異なる業種を想定した仕様とし、1階には温度帯保管を想定した保管温度0度まで対応の床断熱加工を、4階には作業用空調(夏季30度以下、冬期20度以上)をそれぞれ実装。こうした設備仕様が評価され、EC系、医療機器系、出版・書籍系など幅広いテナントが入居した。館内にはカフェテリアを設けるなど、テナントの雇用確保も支援する。

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