不動産ニュース / 開発・分譲

2022/6/17

札幌で住宅・商業・医療等の複合開発がまちびらき

「イニシアグラン札幌イースト」外観

 (株)コスモスイニシアは17日、分譲マンション「イニシアグラン札幌イースト」(札幌市中央区、総戸数203戸)の竣工・入居開始をもって、5月26日に建設地「北4東6周辺地区第一種市街地再開発事業」全体をまちびらきしたと発表した。

 同事業では、2013年に策定された「札幌市まちづくりビジョン」に基づき、住宅、商業、医療・福祉、スポーツ施設のほか、北海道ガスによるコージェネレーションシステムプラントを整備している。

 「イニシアグラン札幌イースト」はアクティブシニア向けのマンションで、同事業の医療施設や温浴施設などの健康増進施設が集積する地区内に位置。地下南北線「さっぽろ」駅より徒歩11分。敷地面積は約1万1,542平方メートル、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造地上14階建て。専有面積は41.63~82.44平方メートル、間取りは1LDK~3LDK。21年9月竣工、22年1月入居開始。

 心身活力や生活機能など日常生活を送るための機能が低下し、将来要介護状態となる可能性が高い状態「フレイル」を予防するため、さまざまな共用施設やサービスを用意。コミュニティ形成の場となるカフェ・ダイニングや大浴場、体操プログラム等を提供する多目的ルーム、ミュージックスタジオなど、9つの施設を完備する。サポートサービスを提供するスタッフによるイベント企画や声がけも行ない、住民の「社会参加」を促していく。

 また1階にはクリニックモールを併設。4月以降、モール内のテナントが順次開業しており、マンションの住民だけでなく地域住民も利用できる施設とする。

「イニシアグラン札幌イースト」カフェ・ダイニング
「イニシアグラン札幌イースト」大浴場

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。