不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2022/7/28

人材S部門を新たな収益の柱に/毎コム

 (株)毎日コムネットは28日、2022年5月期の決算説明会をオンラインで開催した。

 当期(21年6月1日~22年5月31日)は、売上高188億9,100億円(同11.0%増)、営業利益17億8,300万円(同18.9%増)、経常利益16億9,700万円(同15.8%増)、当期純利益11億600万円(同16.1%増)と増収増益。詳細は7月14日のニュースを参照。

 23年5月期はコロナ禍の影響は軽微と予想し、18年連続入居率100%を目指し、不動産マネジメント部門売上高は135億4,000万円(同5.3%増)、売上総利益は35億2,000万円(同0.3%増)を計画。不動産デベロップメント部門では、期中に物件売却3件、新規オープン6件408戸を予定。セグメント売上高は37億2,500万円(同17.1%増)、売上総利益4億7,000万円(同43.2%増)と予測した。

 学生生活ソリューション事業の課外活動ソリューション事業については「一部の大学で規制緩和の動きがあり、今後他の大学でも波及していくことを鑑み」(伊藤 守社長)、セグメント売上高2憶8,000万円(同81.3%増)、売上総利益1億2,000万円(同29.7%増)を計画する一方、「第7波の影響が懸念される」(同氏)とした。人材ソリューション部門は、採用の早期化が追い風となり、採用活動における応募・選考、評価までを最適化するシステム「e2R PRO」が好調。セグメント売上高は25億2,000万円(同7.4%増)、売上総利益13億5,000万円(同6.6%増)と予測。「部門収益ベースで全体の50%超を占めており、今後新たな収益の柱として成長させていきたい」(同氏)。

 全体の業績については、売上高は過去最高の204億円を見込み、営業利益18億1,500万円、経常利益17億5,000万円、当期純利益11億5,000万円を計画。学生寮の管理戸数は順調に拡大しており、23年5月期は1万1,840戸となる予定。

 なお新中計に関しては、コロナ禍の影響が不透明であることから、策定を見送っている(前回は18年5月期~20年5月期)。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。