三菱地所（株）は4日、空飛ぶクルマの社会実装に向けたプロジェクトへの参画を発表した。
東京都が公募した「都内における空飛ぶクルマを活用したサービスの社会実装を目指すプロジェクト」に日本航空（株）、兼松（株）と共に提案を行ない、採択された。
空飛ぶクルマとは、「電動」「自動（操縦）」「垂直離着陸」を一つのイメージとした新たなモビリティ。世界各国で期待開発の取り組みが進められており、国内においては都市部の送迎サービスのみならず、山間部での移動手段、災害時の救急搬送などでの活用が期待されている。
今回プロジェクトでは、都心の主要な拠点を結ぶ移動サービス（都市内アクセス）、空港からの二次交通（空港アクセス）、離島地域における移動サービスや遊覧飛行といった、都内におけるさまざまな空飛ぶクルマのビジネスモデルを検討、運用の課題や収益性などを検証していく。
2022年度には、建物が過密している東京都内において、空飛ぶクルマの高密度・高頻度な運航を可能にするための離着陸場の設置場所や実装に当たっての課題整理などを行なう。23年度にはヘリコプターによる運航実証、24年度には空飛ぶクルマによる運航実証と離着陸場オペレーションの検証を行なう予定。
三菱地所は、プロジェクト全体のとりまとめや不動産アセットなどへの空飛ぶクルマ用離着陸場実装に向けた課題、解決策の提示、運航実証を行なうロケーションの提供などを行なう。
