不動産ニュース / 開発・分譲

2022/8/22

広尾でスキップフロア採用の定借マンション/地所レジ

スキップフロアプラン(「Class1.5プラン」)イメージ

 三菱地所レジデンス(株)は22日、10月下旬より販売を開始する「ザ・パークハウス 南麻布」(東京都港区、総戸数26戸)のコンセプトルームを報道陣に公開した。

 東京メトロ日比谷線「広尾」駅徒歩2分に位置。同駅徒歩圏での新築マンションの供給は3年ぶり。建設地は宗教法人の所有地で、50年の定期借地権マンションとして販売する。敷地面積414.52平方メートル、鉄筋コンクリート造地上10階地下1階建て。住戸は1LDK~3LDK、専有面積43.84~93.00平方メートル。

 2〜9階は1フロア3戸とし、最上階の10階は3LDKを2戸配置。各フロア中心となる角住戸は、7~10階はリビングを東向きとして、有栖川宮記念公園の緑を楽しめるようにした。リビングエアコン、ディスポーザー、食洗器、幅広ガラストップコンロ、キッチン天板、洗面ボウルは御影石、クオーツストーンなどが標準。

 また2階の3戸は、グループの三菱地所ホーム(株)のスタッフも参加した社内ワーキングチームが発案した、戸建てのノウハウを取り入れたスキップフロアプラン(「Class1.5プラン」)を初採用した。基準階の約1.5倍となる階高約4.5mを確保。吹き抜けのLDKを中心に、洋室とロフトを空間的つながりを保ちつつ階層で隔てて配置。スキップフロアの洋室下には大容量ストレージも設け、ライフスタイルに合わせてさまざまな使い方ができる空間を提案する。LDKは天井高を生かした大きな窓を採用し、窓際にオープンキッチンを配置するなど開放的な空間を創出している。

 7月上旬に物件ホームページを公開して以来、現在までの反響は約1,400件。港区や渋谷区、その他都内広域に居住する、パワーカップルを中心とする単身者からファミリーまでの幅広い層から、反響を得ている。販売価格、戸数等は未定。竣工は2023年12月上旬、入居開始は24年3月下旬の予定。

 なお同物件は、21年12月に都心の販売拠点として大手町ビル1階に開設した「大手町ギャラリー」(東京都千代田区、延床面積685.46平方メートル)で販売活動を展開する。複合マンションギャラリーとして、分譲物件の住宅機器や仕様等が確認できる「プレゼンテーションルーム」「コンセプトルーム」を備える。開設後、「ザ・パークハウス アーバンス 早稲田」「ザ・パークハウス アーバンス 御徒町」の販売拠点として活用しており、今後は、「ザ・パークハウス 南麻布」ほか、「ザ・パークハウス 広尾」「ザ・パークハウス 自由が丘フロント」の販売も行なっていく。

「大手町ギャラリー」内の同物件コンセプトルーム
外観完成イメージ

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