不動産ニュース / 開発・分譲

2022/9/5

「丸ビル」が開業20周年

 三菱地所(株)は、2002年に建て替えた「丸ビル(丸の内ビルディング)」(東京都千代田区)が、6日で開業20周年を迎えると発表した。

 1998年より始動した丸の内エリアの価値創造に向けた取り組み「丸の内再構築」の初弾プロジェクト。JR・東京メトロ「東京」駅直結。敷地面積1万29平方メートル、鉄骨造鉄骨鉄筋コンクリート造地上37階地下4階建て、延床面積15万9,838平方メートル。

 同社は、おおむね10年ごとに「第1ステージ」「第2ステージ」「NEXTステージ」と区切ってまちづくりを推進し、この20年で18棟の再開発を完了。丸の内再構築におけるにぎわい創出の一環として、周辺地権者や地元自治体とともにメインストリートの「丸の内仲通り」も再整備し、道路をオープンカフェや実証実験、イベント等に活用してきた。ポスト・コロナにおいては、「就業者28万人×8時間から、多様な就業者100万人×最適な時間、交流し価値を生み出すまち」を目指すなど、まちのあり方も変化させてきた。

 現在は、「NEXT ステージ」として、主に常盤橋・有楽町において、地方連携をはじめ、アーティストなど多彩な人々が集うまちづくりを展開する。

 20周年に寄せて同社執行役社長の吉田淳一氏は、「丸ビルは、開業4ヵ月で1,000万人にご来場いただくなど、多くの関心をもって迎えられた。 オフィスオンリーのまちから大転換を図るシンボルでもあり、開業後、この20年で丸の内エリアは大きな変化・進化を遂げた。現在も弊社のフラッグシップとして大きな役割を担っている。現在進行中の『NEXTステージ』では、イノベーション創発とデジタル基盤の強化を通じ、個人のクオリティオブライフ向上と社会的課題の発見・解決を生み出すまちづくりを目指しており、今後も豊かなまちづくりを通じて、社会に貢献していく」などとコメントしている。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。