不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2022/9/13

売上高が7割増/ツクルバ22年7月期

 (株)ツクルバは12日、2022年7月期決算(非連結)を発表した。同日、決算説明会をオンライン形式で開き、同社代表取締役CEOの村上浩輝氏が当期決算の振り返りと、次期(23年7月期)の計画について説明した。

 当期(21年8月1日~22年7月31日)は売上高27億6,600万円(前期比70.3%増)、営業損失7億7,300万円(前年同期:営業損失3億5,800万円)、経常損失7億9,500万円(同:経常損失3億5,800万円)、当期純損失8億2,200万円(同:純損失4億8,200万円)。

 売上高は各事業において成長基調が継続したことから大幅増。損益については人材関連の先行投資が響き赤字幅は拡大したものの、計画よりも改善している。

 リノベーション住宅の流通プラットフォームの運営を行なうカウカモ事業において、新築マンションの価格高騰を背景とした既存マンション流通の活性化が追い風となる中、機能改善や人員拡充、物件供給力強化のための新サービス開発等を行なった。その結果、同事業の売上高は23億6,300万円(同90.5%増)と大幅増を達成、一方で5月に実店舗を出店したことなどからセグメント損失は2億4,100万円(同:セグメント利益3,200万円)となった。

 オフィス設計・企画・空間プロデュース等を中心とする不動産企画デザイン事業については、働き方の多様化が需要拡大を後押し。売上高は4億300万円(同5.1%増)、セグメント利益5,400万円(同164.8%増)となった。

 次期については、売上高40億円、営業損失2億2,000万円、経常損失2億4,100万円、当期純損失2億4,200万円を見込む。

 村上氏は今後、数年以内の売上高100億円突破を視野に入れてさらなる会社の成長を図ると語る。「当社がターゲットとする東京都内の築20年以上、40平方メートル超、購入前後にリフォームを実施する物件の流通市場規模は約1.5兆円。当社のシェアはまだ2%に過ぎず、伸びしろは十分にあると考えている」などと話した。

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