不動産ニュース / IT・情報サービス

2022/9/29

グループ横断のDX戦略を加速/東急

「東急線アプリ」をリニューアルし、利便性を高めた

 東急(株)は29日、グループ横断型のDX推進組織「Urban Hacks(アーバンハックス)」において、グループ3社のスマートフォンアプリをリニューアルし、サービスの提供を開始したと発表した。

 同社が2021年7月に設立した「Urban Hacks」は、デジタルサービス・プロダクトの内製開発を担う特別チーム。グループ各社が展開するデジタルツールの刷新や、各事業のデジタル共通基盤の構築に取り組むと共に、利用者からニーズや行動データを収集。さらなるコンテンツ開発に生かすことで、東急線沿線を中心としたまちの利便性の向上や、顧客の囲い込みを図ることが目的。

 設立と共にIT人材の募集をスタート。外部から専門人材30人を迎え、一気通貫で内製開発する体制が整ったことから、グループ各社と連携して「東急線アプリ」「東急カードアプリ」「東急ホテルズアプリ」の3つのアプリケーションのリニューアルに着手。今回リリースした。

 そのうち「東急線アプリ」では、ユーザーがスムーズに情報把握ができるようにトップページを変更。東急バス(株)のバスルートおよびバスの混雑状況など電車以外の情報を強化したほか、プッシュ通知を詳細化するなど新たな機能を追加し、利用体験の大幅な改善を図った。

 同日会見した同社デジタルプラットフォームURBAN HACKS VPoEプロジェクトオーナーの宮澤秀右氏は、「今年、東急グループは創立100周年を迎える。これまでの100年間は鉄道事業を中心にリアルサービスを展開してきたが、次の100年間は“リアルとデジタルの融合”がカギになる。デジタル領域からグループ各社が提供するサービスの品質向上、新たな体験価値の創出を図り、次の100年目に向けてグループをさらに成長させていきたい」等と語った。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。