
三井不動産レジデンシャル(株)と(株)ワールドレジデンシャルは17日、マンション建替え円滑化法に基づく建替事業「パークホームズ初台 ザ レジデンス」(東京都渋谷区)が、9月30日に竣工したと発表した。
同物件は、京王新線「初台」駅徒歩2分に位置。建て替え前のマンションは1969年竣工の分譲マンション。東京都によって特定緊急輸送道路に指定された幹線道路に面しており、耐震診断を実施したところ耐震性不足が判明した。コンクリート強度や施工上の問題等から耐震補強が困難であったことから、土地の有効活用を検討していた隣接地と一体開発を推進することに。2017年12月に建て替えを決議した。
建て替え前のマンションは、敷地面積約970平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て、総戸数61戸。建て替え後は、敷地面積約1,280平方メートル(隣接地施行敷地含む)、鉄筋コンクリート造地上18階建て、総戸数116戸(うち事務所1戸)の分譲マンションとなった。主な住戸タイプは3LDK。
三井不動産レジデンシャルにおける21年4月のマンション再生推進部新設以降、初のマンション建替事業による竣工物件。同社全体の建替事業としては、竣工8号目となる。
