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2022/11/9

三井不、脱炭素に特化したVCファンドへ出資

 三井不動産(株)は、脱炭素に特化した海外のベンチャーキャピタル(VC)が組成するファンドへの出資を決定した。

 2050年のカーボンニュートラル社会実現に向けたグループ行動計画の実行にあたり、ベンチャー共創事業部(以下、31VENTURES)にて、脱炭素に関する技術革新の動向把握、および脱炭素関連のスタートアップの発掘と共創を目的とした、当該分野に強みを有するVCの組成するファンドへの戦略的LP出資予算を新たに策定したことによるもの。

 今回は、「Emerald Technology Ventures」(スイス)、「Energy Impact Partners」(米国・イギリス)、「G2 Venture Partners」(米国)のそれぞれのVCが組成する、計3ファンドへ出資した。国内の不動産ディベロッパーが脱炭素に特化した海外のVCファンドにLP出資するのは、初の取り組みだという。

 31VENTURESでは、15年の設立以来、3つのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドの運用のほか、グローバル規模でのスタートアップの発掘のために欧米、イスラエル、アジアのVCが組成する計30本以上のファンドへ戦略的LP出資を行なってきた。

 今後もグローバル視点で脱炭素関連VCファンドへの戦略的LP出資を行なっていく。

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カーボンニュートラル

人間活動において、二酸化炭素の排出と吸収が相殺されてゼロであることをいう。例えば、植物のからだは空気中の二酸化炭素が固定化されたものだから、その燃焼(バイオマス燃料の利用)によって二酸化炭素が排出されてもカーボンニュートラルである。

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