不動産ニュース / 開発・分譲

2022/11/21

大田区で木造の「パークアクシス」着工/三井不G

「パークアクシス北千束 MOCXION」外観イメージ

 三井不動産レジデンシャル(株)と三井ホーム(株)は、木造賃貸マンション「パークアクシス北千束 MOCXION」(東京都大田区、総戸数33戸)を18日に着工した。

 三井ホームが展開する木造マンション「MOCXION」の技術を採用し、構造材に最大限「木」を採用した。木材は三井不動産グループ保有林を活用し、建築資材の自給自足、森林資源と地域経済の持続的な好循環創出を図る。普及拡大段階の木造化技術を活用するプロジェクトとして2022年度国土交通省「優良木造建築物等整備推進事業」にも採択されており、BELS評価の「ZEH-M Ready」も取得予定。三井不動産レジデンシャルの賃貸マンションとして初となる国際的環境認証「LEED認証」も取得する計画。

 建物は、東急大井町線「北千束」駅徒歩4分に立地。敷地面積731平方メートル。木造(枠組壁工法)地上4階建て。間取りは1DK~2LDK、専有面積は28.12~54.95平方メートル。木造化により建設時のCO2排出量も約50%削減する。「MOCXION」で新規開発した高強度耐力壁を用いることで耐震性を確保しつつ耐力壁をスリム化し、有効床面積を増加。「高性能遮音床システム Mute(ミュート)」の導入により鉄筋コンクリート造と同等クラスの遮音性能を確保する。なお、住宅性能表示の「劣化対策等級」は最高ランクの3。

 オール電化と再生可能エネルギーの一括受電を採用することで、入居中のCO2排出量実質ゼロを実現。屋上には太陽光パネルを、外交部壁面には有機薄膜太陽電池を設置し、オンサイトでエネルギーを創出する。

 竣工は23年8月下旬の予定。

この記事の用語

耐力壁

建築基準法第20条の規定に基づいて、地震力や風圧力による水平方向の力に対抗することができるように、筋かいを入れ、または構造用合板などを張った壁のことを「耐力壁」と呼ぶ。 建築基準法では「建築物は、自...

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。