
(株)住協は5日、東京大学との共同研究のもと、人生100年時代に対応したモデル住宅(東京都練馬区)を建築すると発表した。
同社は2022年1月、人生100年時代に対応した住宅の検討・開発を目的に、東京大学高齢社会総合研究機構との共同研究をスタート。同大学が蓄積してきた住宅・住宅地計画の叡智と、同社の住宅開発のノウハウを駆使し、100年の人生に対応した住宅・住宅地のモデルガイドライン策定、モデル住宅の開発、実用化を目指している。
毎月実施する研究会には、テーマに合わせて住協グループ内のさまざまな部門からスタッフが参加。勉強会や学生によるプレゼンテーション、先進的住宅の視察、建物の設計、コンセプトワークなど、約1年にわたり取り組んできた。
コンセプトは「住みこなせる家」。建物面積は各棟90平方メートル前後、木造2階建て。2階にアクセスできる外部階段を設けることで間取りの可変性を高める。また住民の高齢化を見据え、ホームエレベーターを設置したプランも用意。竣工は23年6月を予定する。