(株)ジェクトワンは7日、新潟県三条市に派遣している「特命空き家仕事人」が参画した空き家活用プロジェクトの初弾となる複合交流拠点「三(ミー)」が12日にオープンすると発表した。
同社は2022年4月より、新潟県三条市と「地域活性化起業人に関する協定」を結び、既存空き家の減少と将来の空き家発生の抑止に向け、三条市役所に空き家対策人材「特命空き家仕事人」を派遣。同市の協力のもと、空き家関連のイベントやセミナーの開催、メディアやSNSでの発信などの広報活動を行なっている。
同年10月には、燕三条エリアの空き家利活用の促進を目指し、地場の建築会社や設計事務所、ソーシャルデザインを手掛ける企業とともに(一社)燕三条空き家活用プロジェクトを設立。同法人による空き家活用第1弾として、チャレンジショップを中心とした複合交流拠点をオープンする。
築35年の店舗兼住宅だった同物件は、住宅部分が約16年間(店舗部分は約3年間)空き家状態となっていたが、「まちを盛り上げるために使ってほしい」という所有者からの要望があり、地域交流の拠点として再生した。
1階は地域交流ができる施設として、古着やプリンの販売店、シェアバーなどを出店。2階は移住体験のゲストハウス、3階は地域おこし協力隊の住宅とする。
まち、行政、プレイヤーの三者が交わり、多世代が交流し続けられる施設となることを目指す。
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