不動産ニュース / 開発・分譲

2023/3/2

茨城・守谷で2棟目の物流施設/オリックス不

「守谷Ⅱロジスティクスセンター」外観

 オリックス不動産(株)は1日、マルチテナント型物流施設「守谷Ⅱロジスティクスセンター」(茨城県常総市)の竣工を発表した。

 同施設は、常磐自動車道「谷和原IC」から約4.2kmの内守谷工業団地地区内に位置する。国道16号と圏央道へのアクセスに優れ、首都圏全域への配送が可能な立地。同団地地区内での同社の開発は2棟目となる。

 敷地面積1万4,236.09平方メートル。鉄骨造地上3階建て、延床面積2万3,726.95平方メートル。
 最小区画約3,500坪から最大2テナントの入居が可能。1階には最大28台の大型トラック(10t車)が同時接車可能なバースを備え、入居テナントの従業員向けに普通自動車の駐車場を最大83台分確保した。

 屋根には太陽光発電システムを導入。発電した電力を施設内で自家消費するほか、夜間や天候の影響により電力が不足する場合も、同社より非化石証書付き電力を供給することで、施設内で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力で賄う。敷地内に電気自動車充電スタンドを4基設置するなど、環境配慮に取り組み、CASBEE(新築)Aランクを取得する予定。
 BCP対策として、非常時も荷物用エレベーターや、施設の一部で照明の使用を一定時間継続できるよう、24時間稼働想定の非常用発電機も実装する。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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