不動産ニュース / IT・情報サービス

2023/3/6

西千葉のマンションで共用部専用アプリを初採用

「Plus SUITE コンシェルジュ」の表示画面
エントランスのデジタルサイネージでも、アプリの項目内容を表示する

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは、同社が展開する分譲マンションブランド「ハイムスイート」の共用施設向けアプリ「Plus SUITE コンシェルジュ」を、新築分譲マンション「ハイムスイート西千葉」(千葉市稲毛区、総戸数87戸)で初めて採用。6日、報道陣に公開した。

 「ハイムスイート西千葉」は、複合開発「西千葉リードタウン」内のマンション。敷地面積4,612.56平方メートル、延床面積8,116.62平方メートル、鉄筋コンクリート造地上7階建て。専有面積は82平方メートル強、間取りは3LDKが中心。2月に竣工し、3月10日より入居を開始する。

 「Plus SUITE コンシェルジュ」は、共用施設の予約状況、利用ガイド、マンションからのお知らせ等の情報を発信するアプリ。「ハイムスイート西千葉」は、共用部に、キッチン付きのラウンジ、個室タイプのワークブース、防音室を用意している。アプリを入れたタブレット(共用スペースに設置)やエントランスのデジタルサイネージで、共用施設の予約状況等を確認できるようにすることで、居住者の利便性向上につなげる。

 同社は、すでに「ハイムスイート」居住者向けの専用アプリ「NiSUMU」を提供しており、今回同アプリと「Plus SUITE コンシェルジュ」を連携。居住者は、「NiSUMU」から共用スペースやシェア用品の予約ができる。
 加えて、各共用スペースの入り口には、予約システムと連携したスマートロックを採用することで、自宅の鍵や交通系ICカード等で解錠することを可能とした。

 4月にマンションを販売開始する予定の「成田リードタウン」(千葉県成田市)においては、同アプリ等を活用し、マンション共用部を戸建て居住者も利用できるようにする方針。

 なお、「ハイムスイート西千葉」は、2022年3月に販売開始し、同年11月に完売している。坪単価は160~165万円で、最多価格帯は4,200万円前後。購入者は、近隣エリアに住む20〜40歳代の一次取得者層が中心。隣接する分譲地「スマートハイムシティ西千葉」(全22区画)も21年10月に販売を開始し、22年5月に完売している。20区画を建築条件付き土地で販売した。建物も含めた価格は5,500万~6,500万円。建売住宅(2区画)の販売価格は約6,000万円だった。購入者は、マンションからの住み替え層も含む30~40歳代が多かったという。

「ハイムスイート西千葉」共用部の防音室
ワークブース

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