不動産ニュース / その他

2023/4/5

精神障がい者の雇用拡大へ、新会社/三井不

 三井不動産(株)はこのほど、企業での精神障がい者の雇用拡大と雇用後のキャリアアップ支援を行なう会社であるSUPERYARD(株)(東京都中央区、代表取締役:大益佑介氏)を(株)博報堂と設立。4月より業務を開始したと発表した。

 SUPERYARDは、障がい者雇用に当たり、福祉組織と連携しての人材募集、実習を通じた障がいの特性と業務の適正を確認してのマッチング、一人ひとりの障がいの特性に対応したオフィスの提供といった一連のサービスを提供する。オフィスについては、三井不動産の働き方・オフィス活用の知見を生かし、感覚過敏などにも対応しながら業務に従事できるシェアオフィスを用意。さらに産業医・専門家と一緒に開発した、障がい者への業務の切り出し手法で業務を特定し、一人ひとり特性の異なる障がい者に合った業務を依頼し、雇用する企業の不安を解消する。こうしたトータルサービスにより、障がい者の継続的な業務従事、雇用企業内での信頼関係創出、障がい者自身の能力開発・業務拡大を通じたキャリアアップにつなげる。
 なお、人材紹介については、有料職業紹介事業が許可された後に実施予定。

 代表取締役の大益佑介氏は、「事業着想の理由に、企業の人的資本としての『障がい者が持つポテンシャル』がある。企業と福祉の橋渡し役がいれば、『障がい者雇用』の価値を高めることが可能だ」とコメントしている。

SUPERYARDの提供サービスのスキーム図

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