(株)ウィザースホームは20日、元プロ野球・北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹氏と共同開発した戸建て住宅の新商品「スポーツと暮らす家」を発表した。
斎藤氏は2021年に(株)斎藤佑樹を設立し、スポーツ全般に関連するさまざまなプロジェクトを手掛けている。ウィザースホームは、同氏が会社設立した当時からつながりがあり、意見交換を続けてきた。新商品は、同氏が住宅に求めるものを具現化し、スポーツを「する」「みる」「ささえる」の3つの視点から、プランニングに落とし込んだ。
ライフスタイル提案型の自由設計住宅。「する」では、住宅内の至るところでトレーニングできる環境を整備。モデルプランでは、玄関前に「アウトドアトレーニングコート」として前面道路と仕切られた空間を設けたほか、本格的なトレーニング設備を設置できる「トレーニングルーム」などの空間をしつらえた。
「みる」では、リビングの壁をプロジェクターとして家族でスポーツ観戦できるようにし、ストレッチや大画面を見ながらエクササイズできるよう十分な広さの空間としている。
「ささえる」については、汗を吸い込んだトレーニングウェアをすぐに洗濯してしまえるように動線を整備するだけでなく、プロスポーツチームのロッカールームを参考にデザインした収納(ロッカールーム)を設けるなど、スポーツに取り組む居住者をサポートする設計とした。アスリートの睡眠の重要性に着目し、睡眠に必要なもの以外を置かず、吸音効果の高い壁材を採用し、壁紙もダークな色合いのものにするなど睡眠に特化した空間「ネグラ」も提案する。
木造ツーバイシックス工法。販売価格は坪単価65万円以上を見込む。初年度の受注目標は365棟。モデルハウスは28日、千葉県木更津市内にオープンする。
20日の記者会見と同時に行なわれたトークセッションで斎藤氏は、「最大の特徴はトレーニング環境。住戸内の各所でトレーニングができ、しかも家族と一緒にコミュニケーションをとりながらできる。自分もプロ野球選手時代に他の選手とコミュニケーションをとりながらトレーニングにいそしんでいた。大人も子供も、この家で楽しくスポーツに取り組み、健康で豊かな生活を送ってほしい」と話した。
