不動産ニュース / 開発・分譲

2023/4/26

三井ガーデンホテル、MMに「プレミア」開業

ホテルが入居する「横浜コネクトスクエア」
トリプルベッドルームを30室用意し、ファミリー利用や「女子会」利用を取り込む
ベッドで映画等を楽しめるプロジェクター付き客室は14室用意

 三井不動産(株)と(株)三井不動産ホテルマネジメントは26日、5月16日に開業する「三井ガーデンホテル横浜みなとみらいプレミア」(横浜市西区、総客室数364室)を報道陣に公開した。「三井ガーデンホテルズ」の上位ブランドとなる「プレミア」シリーズの第9弾。ガーデンホテルでは34施設目。

  同施設は、横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい」駅から徒歩約4分、パナソニック ホームズ(株)、鹿島建設(株)、ケネディクス(株)が開発した大規模複合ビル「横浜コネクトスクエア」の1・2階の一部および20~27階に開業するもの。ホテル部分の延床面積は、約1万7,700平方メートル。

 フロント、ロビー、ラウンジ等が20階、客室が21~27階と高層階にあり、横浜駅エリア~みなとみらいエリア~横浜港エリアにかけての開放的な眺望や夜景が最大のセールスポイント。また、2022年11月にリブランドしたコンセプト「Stay in the Garden」に基づき、パブリックスペースの各所に植栽を施し、居心地の良いガーデンのような空間としている。また、海を望む立地から、「Yokohama SKY CRUISING」をコンセプトに、クルーザーや客船をモチーフとし、ロビーは船のデッキ、客室はキャビンのデザインを多用している。付帯施設としてレストラン、バー、フィットネスジムを設けたほか、ガーデンホテルとしては初の屋外・屋内プールを設置した。

 客室は、全13タイプ。客室面積約25~46平方メートル。3ベッドルームや電子レンジ・洗濯機付きルーム、プロジェクター付きルームなどを設け、ファミリーユース、長期滞在等に幅広く対応する。宿泊料金は、平日1泊2万~4万円台を予定。

 22年11月より宿泊予約を受け付けており、1都3県を中心に事前予約を集めている。横浜・みなとみらいエリアはビジネスホテル、宿泊特化型ホテル、ナショナルブランドホテルが数多くある激戦地であるものの、首都圏住民のミニトリップニーズや「女子会」ニーズ、コンサート等大規模集客施設利用後の宿泊ニーズは底堅いとし、インバウンドと共に訴求していく。

 同日会見した三井不動産ホテル・リゾート本部ホテル・リゾート事業一部長の内川孝広氏は「本ホテルの開業で、当社の展開するホテルは1万室を突破する。今後も新規施設の開発を進め、各施設ならではの特徴付けにより、お客さまに居心地の良い、最高の時間を提供していく」と抱負を述べた。

「Stay in the Garden」のコンセプトに基づき、パブリックスペースの各所に植栽を施し、居心地の良いガーデンのような空間とした
ガーデンホテルで初めてプールを設けた。屋内プールは床暖房が付き、冬季でも楽しめる
客室は船舶のキャビンをデザインモチーフとしている。写真は船舶照明を模した客室サイン

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