不動産ニュース / 開発・分譲

2023/6/1

堂島でマンションとホテルの大規模複合開発

「(仮称)大阪市北区堂島浜二丁目計画」イメージ

 三井不動産レジデンシャル(株)、三井不動産(株)、(株)三井不動産ホテルマネジメントは1日、分譲マンションとホテルの大規模複合開発「(仮称)大阪市北区堂島浜二丁目計画」(大阪市北区)に着工した。

 同事業はJR東海道本線「大阪」駅徒歩11分、OsakaMetro四つ橋線「西梅田」駅徒歩6分など、5駅5路線の利用が可能な立地。敷地面積は約5,755平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上40階地下1階建ての高層棟と、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上4階地下1階建ての低層棟、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地上2階建てのANNEX棟で構成。主用途は分譲共同住宅、ホテル、飲食店舗、事務所。なお分譲マンションとホテルの複合開発は三井不動産でグループ初となる。

 高層棟に、総戸数513戸の分譲マンションと、客室数220室を備えたホテルを配置する。分譲マンションの共用部として1階のエントランスホールにコンシェルジュを、2階にはラウンジやライブラリーサロン、コミュニティホールを設置する。24階にはリバービューをのぞむスパエリア等も設ける。専有部は、入居者の多様なライフスタイルに適応できる1LDK~3LDKの幅広いプランバリエーションを用意。各住戸の間口をワイドに確保することですべての居室が外部に面し、光を取り込める仕様とした。全戸にトランクルームを設置する。
 25~31階にホテルを配置。客室は平均面積30平方メートル超とし、ビューバスやスイート客室等、豊富な客室ラインナップで観光からビジネスまで多様な宿泊ニーズに対応する。また、レストランやバー、フィットネスジム等も設ける。

 ファサードデザインは、建築家・星野裕明氏が代表取締役を務める「(株)ホシノアーキテクツ」が担当する。

 また、分譲マンションの共用部、専有部、ホテルを含む1棟すべての電力を実質再生可能エネルギー100%一括受電システムで賄う計画。

 建物竣工およびホテル開業は2027年春の予定。

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エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。