不動産ニュース / 団体・グループ

2023/6/2

コレクティブインパクトで社会課題解決へ

 千葉市稲毛周辺地域の社会課題解決を目的とした任意団体組織「稲毛コレクティブインパクト」が、6月に設立される。

 コレクティブインパクトとは、2011年にアメリカで提唱された理念。共通の課題、共有された計測方法、相互補強による活動、定期的なコミュニケーション、組織による基盤構築の支援という5つの視点で、複数のステークホルダーが社会課題の解決に取り組む手法。

 千葉市稲毛区にキャンパスがある千葉大学は、2022年より「稲毛コレクティブインパクトの実現に向けた調査研究」をテーマに、日鉄興和不動産(株)と共同研究を行なってきており、日鉄興和不動産は、エリアマネジメントの観点に共感、関係企業と共にコレクティブインパクトへ参画することを決定した。なお、不動産会社では、三菱地所レジデンス(株)、大林新星和不動産(株)、三信住建(株)が参画する。

 「稲毛コレクティブインパクト」では、企業、団体、地方公共団体、研究機関等が連携し、千葉市稲毛区周辺地域の社会課題に対し、解決に向け事業を企画・考案するとともに、情報発信を継続的に実施していく予定。

「稲毛コレクティブインパクト」の概念図

この記事の用語

エリアマネジメント

地域における良好な環境や固有の価値を維持・形成・向上するための取り組みで、地域住民などが主体的に行なうものをいう。和製英語である。

続きはR.E.wordsへ

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お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。