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2023/6/6

リブラン、55周年感謝の集いに800名

「2035年には、23区でも人口減少が始まる。この危機を乗り越えるパラダイムチェンジを図るには、社長交代が最も早い」などと語った鈴木雄二会長
「新たなファンと新たなマーケット創出にチャレンジし、しなやかに、楽しみながら、リブランを次の100年につなげていきたい」と抱負を語る渡邊裕介社長

 (株)リブランは5日、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で「55周年感謝の集い」を開催。不動産業関係者、不動産オーナーなど約800名が参加した。

 同社は1968年、現取締役相談役の鈴木靜雄氏が、東京都板橋区で創業。建売住宅やマンションの開発・販売中心に事業を展開。パッシブデザインを取り入れた環境共生住宅「エコヴィレッジ」や、無垢材等を多用したリノベーションと仲介のワンストップサービス「てまひま不動産」、音楽愛好家向けの防音賃貸住宅「ミュージション」など、他社が手掛けない切り口で事業拡大を図り、創業以来の黒字を堅持してきた。今回の催しは、会社の周年記念とともに、21年間代表取締役社長を務めてきた鈴木雄二氏(現代表取締役会長)から、今年4月社長を引き継いだ渡邊裕介氏のお披露目も兼ねたもの。

 式典の冒頭挨拶に立った鈴木会長は「長年、住宅は3P(立地・価格・企画)というコスパでマーケットが形成されてきた。これにこだわっている限り大手他社との競合になる。ユーザーの選択肢を変える第4の軸が必要だ、やるからには突き抜けて勝ちたいと考えた。正気ではないとも言われたが、この軸に基づき企画したミュージションは入居待ちがいるほどで、“営業不要”のビジネスに一歩踏み込めた」と、自身のかじ取りを振り返った。

 また、21年間務めた社長を退くことについては「やりたいことはすべてやり切った以上、私が社長でいることはマイナスになるだけ。2035年には、23区でも人口減少が始まる。私が革新だと思ってきたことは、今の社員にとっては常識になった。この危機を乗り越えるパラダイムチェンジを図るには、社長交代が最も早い」とし「多くの人たちに支えられ、社長の任を務めてこられた。これからは会長という立場で、新たなマーケットを突き進んでいきたい」と抱負を述べた。

 続いて挨拶に立った渡邊社長は「創業家以外の私が社長を引き継ぐということは、リブランの持つ文化や“らしさ”を引き継ぎ、次のリブランを作ることを任されたと感じている。新たな挑戦をし続ける人たちを応援するため、新たなファンと新たなマーケット創出にチャレンジし、しなやかに、楽しみながら、リブランを次の100年につなげていきたい」などと決意を述べた。

式典会場には、同社の創業55周年を祝いに約1,000名が駆け付けた

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