不動産ニュース / ハウジング

2023/6/8

三井ホーム、外構提案にこだわった商品が好評価

「IZM」モデルハウスの外観

 三井ホーム(株)は、注文住宅商品「IZM(イズム)」のモデルハウスを総合住宅展示場「レジデンスサイト横浜町田」(相模原市南区)に竣工。7日、報道陣向けに公開した。

 同商品は、35~45歳の子育て世代をターゲットに、郊外型モデルとして、2022年4月に発売。庭やバルコニー、外壁等の外構提案にこだわっている。

 同モデルハウスでは、1階のLDKに面した庭に、テーブルやイスを置いた集える空間を提案。一部を隠し壁「プライバシーウォール」で囲むことで、外からの目線を気にせず開放的に過ごせる空間を創出している。2階バルコニーと室内空間を組み合わせたリラックス空間、ガレージと直結させ在宅ワークにも使用できる作業スペースなども用意した。

 そのほか、水平ラインを強調したガラスバルコニー「水平ビーム」、日射や雨から建物を守る深い軒で仕上げる「ウィングルーフ」、日本六古窯の信楽焼の窯で焼いたオリジナルデザインタイルを採用した「モダンブリック」等を採用。また、スクエアなファサードフォルムと太陽光パネルの搭載を両立する屋根形状で仕上げ、モダンな雰囲気を創出した。同屋根は意匠権登録を行なっている。

 今回公開したモデルハウスは、東急田園都市線「つきみ野」駅から徒歩18分に位置。4月29日の開所以来、58組が来場した。来場者からは、プライバシーウォールを用いた屋外空間等が高い評価を得ている。

 モデルハウスは、相模原以外にも、大阪府箕面市、千葉県市川市(まちなか展示場)で、すでにオープンしている。23年夏に宮城県名取市でも開設する計画。

 なお、同商品のこれまでの受注数は127棟。そのうち首都圏(1都3県)での受注が約半数を占めた。購入者層は、44歳以下が65%。50坪以上の受注が33%だった。同社によれば「各社が注文住宅の受注に苦戦する中、同商品の受注状況は堅調」だという。プロトプラン(延床面積187.64平方メートル(56.76坪))の価格は、坪当たり約100万円。

「プライバシーウォール」で囲んだ屋外空間
2階バルコニー等もリラックス空間として提案

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エクステリア

本来は、建物の外観や建物の外壁を指す言葉であるが、わが国の不動産業界・建築業界では、建物の外周りに設置される工作物等を総称して「エクステリア」と呼んでいる。具体的には、住宅の場合でいえば、門扉、塀、生垣、庭、カーポートなどのことである。

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