不動産ニュース / IT・情報サービス

2023/6/12

既存ビルにサイバーセキュリティ監視サービス導入

本格導入するビル向けサイバーセキュリティ監視サービスの構成図

 東京建物(株)とパナソニック ホールディングス(株)は9日、パナソニック ホールディングスが提供するビル向けサイバーセキュリティ監視サービスを、東京建物の既存ビルに本格導入したと発表した。

 近年のオフィスビルでは、各種センサーや照明・空調・電力制御システムをビルオートメーションネットワークに接続し、最適化したオフィス空間の提供やエネルギー利用を制御する例が増えている。それに伴い、遠隔からのサイバー攻撃を可能にしてしまうリスクやマルウェアに感染した機器からビルオートメーションネットワークを介して他の機器に感染させてしまうリスクがあることから、パナソニック ホールディングスが提供するビルオートメーションシステム向けサイバーセキュリティ監視サービスを、首都圏にある東京建物の既存ビルに導入するに至った。

 サイバーセキュリティ監視サービスは、本格導入される商用サービスとして国内初となる「1BACnet/IP」プロトコルの制御コマンドレベルでの監視に対応。既存ビルに対しても、設備への影響を最小限に抑えながら導入することができる。

 パナソニック ホールディングスが保有するビルセキュリティ監視の技術・ノウハウにより、ビルに導入した脅威検知機能が検出したイベントの原因分析と影響分析を実施。重大なサイバー攻撃や異変が生じていることを素早く運営者に連絡し、対処することが可能となる。

 こうした取り組みにより、サイバー攻撃の未然防止やビル設備のダウンタイム最小化などの効果が期待されている。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

セキュリティ

安全を確保するための手段。英語のsecurity。たとえば、建物の防犯・防火装置はセキュリティである。住宅の防犯のためのセキュリティとして、強固な鍵、防犯サッシ、面格子、防犯カメラ、侵入監視システム等がある。また、防火のためのセキュリティとしては、火災警報器、消火器、ガス警報器などが利用されている。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆