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NTT都市開発(株)が開発を進めてきた複合施設「横浜日本大通りプロジェクト」(横浜市中区)内のホテル「シタディーンハーバーフロント横浜」(客室数:242室)が、14日開業した。
同プロジェクトは、日本の電話交換所発祥の地に建つ、同社の「アーバンネット横浜ビル」の建替事業として、コロナ禍前の2018年からスタート。世界80都市でホテルやサービスアパートメント等を展開するアスコットとの事業協力提携に基づき、サービスレジデンスブランド「シタディーン」の国内第5弾として出店する。(株)アスコットジャパンがホテルを運営、NTT都市開発グループのUDホスピタリティマネジメント(株)がホテル経営を担当。NTT都市開発とアスコットの協業は、21年開業した「lyf Tenjin Fukuoka」(福岡市中央区、客室数:131室)に次ぐ2弾目。
建物は、地上60m、地上17階地下2階建て。地階でみなとみらい線「日本大通り」駅と直結する。延床面積は約1万3,800平方メートル。1階には横浜発祥のパティスリー「ストラスブール」とホテルの朝食会場も兼ねた喫茶「珈琲館」が出店する。
客室は、1フロア16室を基本に、スタジオから2ベッドルームまで11タイプ。客室面積は24~94平方メートル(定員2~4名)。全客室がペット対応。すべての客室に電子レンジ、135室にキッチンや洗濯乾燥機を備え、短期から長期滞在まで幅広いニーズに応える。7階の共用フロアには、共用キッチンを設けたラウンジ、フィットネスジム、会議室2室、コインランドリー、テラスなどを用意。観光客利用が多い立地であることから、デジタルウォーキングマップを使ったシティハック、共用キッチンでの料理教室などの体験型プログラムも提供していく。ルームチャージは、1泊1万1,000~7万2,000円。コロナ明け以降、週末利用中心に予約が増えており、エリアのホテルのコロナ前平均稼働率80%を目標としていく。
同日開催の開業セレモニーで挨拶したNTT都市開発代表取締役社長の辻上広志氏は「横浜は、日本近代化発祥の地であり、日本文化と西洋文化が交わり、その面影が残っている。またこの周辺は、官庁街という活動的な都市と、山下公園に代表される自然と憩いの空間が交わる地でもある。そこで、当ホテルは『活動と休息』をコンセプトとした。国内外の観光客はもちろん、ビジネス客にも横浜の歴史文化を楽しんでいただく。地域に愛される施設としてまちと共存共栄し、まちの発展に微力ながら貢献したい」などと抱負を語った。
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