不動産ニュース / 団体・グループ

2023/6/30

全日が総会、新理事長に中村裕昌氏を選任

全日新理事長に選任された中村裕昌氏

 (公社)全日本不動産協会、(公社)不動産保証協会は30日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で定時総会を開き、2022年度事業・決算、23年度事業計画・収支予算について報告したのち、改選期に当たり新役員の選任を行なった。

 冒頭、両協会理事長の秋山 始氏は「chat GPTが話題となっており、不動産業界においてもポータルサイトのプラグイン機能でユーザーの物件検索を手助けや、市場データの読み解きなど、各社が競って活用法を考えていると思われる。当協会においても不動産テックの進展に期待と関心を寄せている。デジタル技術の革新スピードはすさまじいが、このような時こそ、しっかりと地に足を付けて時流をとらえることが必要になる。つまり、組織が持つ力が試される時だろう。全日オールジャパンの強みを生かしたい」と述べた。また同氏は、今回の総会をもって理事長を勇退する旨を述べ、会員や事務局職員に対して感謝の意を表した。

 役員改選では、選任された新理事による理事会を開き、新理事長に東京都本部長の中村裕昌氏を選出した。中村氏は同理事会後の挨拶で「正会員は3万5,000社近くにまで増えたが、これを26年度までに4万社に増やすべく、総本部と地方本部の連携をより一層進めていきたい」などと語った。

 23年度事業計画は、(1)組織・財務体制の強化、(2)公益目的事業の充実・会員支援事業の推進」を柱とした。(1)では、会員数増強ほか、総会をはじめとした各種会議のデジタル化も進めていくため、総本部と地方本部の統一的な組織体制の構築を進めていく。(2)においては25年大阪・関西万博への出展に向け、先進的かつ公益性の高い研究啓発活動を進めるほか、関連団体と連携して会員支援事業を展開していく。このほか、調査研究事業においては、不動産テックの活用や不動産業界におけるカスタマーハラスメントについて研究していく計画。

理事長を勇退した秋山氏は会員らに感謝を述べた

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。