不動産ニュース / ハウジング

2023/7/18

さいたま市に檜の魅力発信する展示施設

「Hinoki Plaza埼玉」外観。右側の隣地には、宿泊体験展示場が建てられている
宿泊展示場の「CAR WITH」外観

 (株)日本ハウスホールディングスは14日、新たな展示施設「Hinoki Plaza埼玉」(さいたま市緑区)を報道陣に公開した。

 創業55周年プロジェクトの一環。檜にこだわった木造注文住宅を提供する同社が、檜の魅力と特徴を発信する拠点として設けたもので、3階建ての展示施設(延床面積約660平方メートル)と、宿泊体験展示場2棟で構成している。
 埼玉高速鉄道「浦和美園」駅徒歩約18分に立地。同社初の試みとなる「KES構法」(木造建築における接合金物工法)を採用し、土台や床材、柱などをすべて檜の集成材で作っている。

 展示施設では、本物の檜を五感で体験できるようさまざまなコーナーを設置。1階には、檜の柱や床材などの感触を楽しめる「ひのきのプロムナード(こみち)」、「なぐり技法」で仕上げた床が特徴の和室、四畳半の茶室などの見学が可能。2階は、檜の手触りを楽しむ調度品・工芸品をはじめ、ひのきのボールプールや積み木、パズルなどを揃えた「キッズプレイゾーン」、サロンスペース、映像ライブラリーコーナーなどを設けた。

 隣接地の宿泊展示場は、リビングオープンの階段や3.5寸の檜柱が特徴の和風デザインの住宅「麗華」(延床面積114.0平方メートル、断熱等級5)と、ガレージとのレベル差を利用したスキップフロアや、吹き抜けの大空間が特徴のモダンなデザインの住宅「CAR WITH」(延床面積128.0平方メートル、断熱等級7)。完全予約制で、月8~10件の宿泊体験者を想定している。

 内覧会で挨拶した同社代表取締役社長執行役員の真田和典氏は「若い世代の方に檜のすばらしさをもっと知ってもらおうと、啓蒙活動のために作った。『檜といえば日本ハウス』と言われるように、さらなるブランド化を図っていきたい。幼稚園の見学会やイベントなど、地域にも貢献できる施設として活用していきたい」などと抱負を述べた。

柱や床材など檜の感触を体感できる「ひのきのプロムナード(こみち)」

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一戸建て

独立した一軒の家屋がひとつの住戸となっている住宅。「戸建て」も同じ意味である。これに対して、複数の住戸で構成される建物を「集合住宅」「共同住宅」という。

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