不動産ニュース / 開発・分譲

2023/9/6

積水ハウス、横浜・山手町で億ション6棟

「グランドメゾンThe山手118」完成予想図
「グランドメゾンThe山手249」完成予想図

 積水ハウス(株)は、高級邸宅地として知られる横浜市中区山手町で分譲マンション6棟を開発・販売する「グランドメゾン The山手プロジェクト」を始動。最寄り駅である、みなとみらい線「元町・中華街」駅近くに、常設コンセプトルームを8月26日に開設。2023年9月から同年末にかけ、順次販売を進めていく。

 同プロジェクトでは、山手町エリアに点在していた横浜インターナショナルスクールの保有地(5敷地)を、同校の移転に伴い同社が取得。また、同じエリアの教会跡地も取得し、6物件を順次分譲マンションとして開発していくもの。建設地は、港の見える丘公園や外国人墓地に隣接。建ぺい率40%、容積率80%の第一種低層住居専用地域かつ景観地区内に位置しており、高さ規制や緑地保全など厳しい開発規制を受けるため、分譲マンションの供給はほとんど見られない。開発に当たっては、雁行・分棟設計や時代に流されない正統派の建物デザインを採用。既存の街並みに溶け合い、まちなみを作っていくことをコンセプトに開発を進めていく。

 販売価格帯が数億円と購入者層が限定されることから当初はクローズドでの販売を予定していたが、「景観に馴染み、歴史や文化と共に、時を経てその街の財産になるような住まいづくり」「街もわが家だと考える」をテーマとしたグランドメゾンのコンセプトプロモーションの一環として、コンセプトルームでの販売を行なうこととした。

 コンセプトルームでは、先行して販売を進めていた「グランドメゾンThe山手241」(総戸数11戸)に加え、9月15日から「グランドメゾンThe山手118」(総戸数7戸)および「グランドメゾンThe山手249」(総戸数18戸)の販売を開始する。「グランドメゾンThe山手241」は、「元町・中華街」駅から徒歩10分に立地。地上3階建てで、今年5月に竣工済み。住戸専有面積は約120~150平方メートル。すでに9戸が販売済み。現在分譲中の住戸は、専有面積133平方メートルの3LDK(2億8,000万円)と、130平方メートルの3LDK(3億2,000万円)。

 「グランドメゾンThe山手118」は、同駅徒歩9分に立地。地上3階建てで24年5月下旬竣工予定。住戸は、専有面積約87164平方メートル。すでに4戸が販売済み。分譲する3戸は、専有面積約138平方メートルの3LDK(2億9,000万円)、145平方メートルの3LDK(3億6,000万円)、164平方メートルの3LDK(5億円)。

 「グランドメゾンThe山手249」は、同駅徒歩6分に立地。地上3階建てで、24年6月中旬竣工予定。6物件中最も駅に近く、利便性が高いことから専有面積を76~124平方メートル台とややコンパクトにし、アッパーサラリーマン等もターゲットとしていく。坪単価も、他の2物件が700万円台に対し、600万円弱と抑える。すでに12戸が販売済み分譲する6戸は、79平方メートルの2LDK(1億2,800万円)~124平方メートルの3LDK(2億2,000万円)。

 コンセプトルームは「グランドメゾンThe山手241」の仕様を再現。ZEH-M Oriented仕様。専有面積137平方メートルの2LDK+クローゼットルーム。ドア・建具類は突板仕上げ、挽板フローリング、ディスポーザー、食洗器などが標準。オーダーメイド対応。

 残りの3棟「グランドメゾンThe山手253Garden」(総戸数14戸)「同Marks」(総戸数14戸)「同Hills」(総戸数10戸)についても、今秋~冬にかけ分譲していく。

コンセプトルーム

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