不動産ニュース / 開発・分譲

2023/10/16

目黒でセットアップオフィス/いちご地所

9階のフルセットアップフロア。多様な執務スペースを用意した

 いちご地所(株)はこのほど、「いちご目黒ビル」(東京都目黒区)内のセットアップオフィスのテナント募集を開始した。

 物件は、JR山手線、東急目黒線「目黒」駅より徒歩6分に立地。敷地面積284.51平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造9階建て。1989年築の既存ビルを2022年8月に同社が取得した。
 空きフロアを順次セットアップオフィスにリノベーションしていく計画としており、まずは8階・9階をセットアップオフィスとしてリノベーションした。

 1フロアの貸室面積は182.55平方メートル。もともと2.55mだった天井を抜いて、3.2mの天井高を確保し開放感を演出。個別空調への刷新、ビルトイン加湿器も導入するなど、室内の快適性向上を図った。

 8階・9階のそれぞれに、8人用と4人用会議室、1対1での対話に適したルーム、集中作業に適したソロブースを用意し、モニターも各部屋に壁付けで備え付けた。テレフォンブースや段ボール箱などを収納できるストレージスペースも確保している。

 フルセットアップした9階の執務エリアには、フリーアドレス18席、目黒川を眼下に眺められる窓際にハイカウンター3席、ソファタイプの椅子を用意したオープンワークエリア5席など、さまざまなワークスペースを配置し、多様な働き方ができる環境を提供する。

 渋谷や恵比寿から近く、オフィス物件が少ないエリアであることからIT系企業やベンチャー企業を想定して募集活動を実施。想定通りの企業から多数の引き合いを得ており、すでに両フロアともすでに申し込みを表明している企業と交渉中だという。

 同社では、空きフロアを順次セットアップオフィスにリノベーションしていく計画。

フロアそれぞれに8人用会議室(写真)や4人用会議室、ソロブースなどを用意
「いちご目黒ビル」外観

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。