不動産ニュース / 開発・分譲

2023/10/23

信州大所有地の定借マンションが完成/ミサワ

「アルビオフォレストあがたの森公園」外観

 ミサワホームグループは、ミサワホーム甲信(株)が穴吹興産(株)と共同で開発していた一般的借地権付き分譲マンション「アルビオフォレストあがたの森公園」(長野県松本市、総戸数77戸)が完成したことを発表した。

 国立大学法人信州大学が、当面使用予定のない県宿舎跡地を有効活用するため、文部科学省から許可を得て貸し付けに関する一般競争入札を行なったもの。ミサワホーム甲信を借地権者とする60年間の一般定期借地権設定契約によって、同社を通じてマンションの地代を信州大学に支払う循環型スキームを提案して事業者に選定された。

 JR「松本」駅まで徒歩24分で、敷地面積は5,459.99平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造4階建て、延床面積は6,067.87平方メートル。間取りは2LDK~4LDK+2WRの全38タイプを用意、専有面積は63.85~90.07平方メートル。専用庭付き住戸屋テレワークコーナー付きの住戸など、さまざまなライフスタイルに対応する。

 隣接する公園の自然を生かす配置計画と、市のデザインマニュアルに基づいたランドプランなどにより、地域との調和を図った。また、防災倉庫やトイレ・手洗いを共用部に設置したほか、各住戸の玄関には地震対策玄関トビラを採用するなど、災害対応も進めている。

 大きな公園に隣接する住環境の良さなどが評価され、すでに完売。

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一般定期借地権

借地借家法(1992(平成4)年8月1日施行)により創設された3種類の定期借地権のうちの一つ。「一般定期借地権」とは次の3つの契約内容を含む定期借地権のことである。

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