不動産ニュース / 開発・分譲

2023/10/30

ESR、伊丹で関西7件目の物流施設開発

「ESR 伊丹ディストリビューションセンター」完成イメージ

 ESR(株)は26日、物流施設「ESR 伊丹ディストリビューションセンター」(兵庫県伊丹市)を着工したと発表。関西圏で7件目のプロジェクトとなる。

 阪神高速道路11号池田線「池田IC」より3.4km、中国自動車道「中国池田IC」より4kmに位置。敷地面積1万6,986平方メートル。建物は鉄骨造地上4階建て、延床面積2万9,999.61平方メートル。

 耐震構造のボックス型で、1階両面にトラックバースを備え、高床式・低床式のハイブリット使用を採用。最小賃貸区画は約2,700坪、賃貸区画は1階を3区画に分け、2~4階の3フロアを組み合わせた2層使いで、最大3テナントへ分割賃貸が可能。各区画は積載5tの荷物用エレベーターと2基のダブルパレット専用垂直搬送機を備える。

 全館LED照明、環境配慮型照明システム、ヒートポンプ式空調、節水型衛星器具を採用し、CASBEE「A」ランクを取得する予定。屋上には太陽光パネルを設置し、緑化も行なう計画。
 BCP対策としては、非常用自家発電設備を備え、停電時でも防災センター機能、倉庫の照明、荷物用エレベーター、フォークリフト用充電コンセントの一部、トイレ等が一定時間使用可能な保安用電源を確保する。

 総投資額は約110億円。竣工は2024年9月30日の予定。

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物流施設

貨物の保管・仕分けなどのための施設。物流センター、倉庫などであるが、保管機能だけでなく流通加工の機能を備えたものもある。必要な設備は貨物の性質や施設の用途によってさまざまで、その立地は、輸送方法や用途に応じて選定される。倉庫事業者が施設を建設し、賃貸する方法で運営されている場合が多い

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