パナソニック ホームズ(株)は、顧客との新築工事請負契約において、契約書を電子化すると発表。11月1日より開始する。
従来の新築工事請負契約では、同社が紙の契約書を正副2冊作成し、顧客と双方が印紙税を負担。2冊に手書きで署名・押印の上、保管する形態をとってきた。
今回、クラウド上で契約締結を行なう「電子契約システム」を採用し、電子化を図る。クラウド上にアップロードされた契約書(1冊)に顧客が電子署名することで、契約が成立する。また、契約書は無期限で保存・管理されるため、ダウンロードや印刷がいつでも可能となる。
同システム導入により、顧客と同社双方の利便性が向上するほか、契約書の紛失や電子メールでの誤送信といったセキュリティ事故発生のリスクがなくなる。さらに印紙税負担も不要となる。
契約書の電子化は、新築工事請負契約から開始し、将来的には建売分譲や宅地分譲、分譲マンションの売買契約にも展開を図っていく予定。