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不動産業に携わる女性経営者や実務経験者を中心に組織する（一社）不動産女性塾（塾長：北澤商事（株）代表取締役会長・北澤艶子氏）は28日、明治記念館（東京都港区）でセミナーを開催した。
冒頭、北澤塾長は「本日は、女性活躍担当大臣を務められたこともある野田聖子先生にお越しいただいた。限られた時間ではあるが、たくさんのことを学んでいただきたい」と挨拶。
セミナーでは、元こども政策担当大臣・衆議院議員の野田聖子氏が「もはや昭和ではない」をテーマに講演。「人口減少、家族の姿の変化など、昭和と令和の数字（データ）の差を見て日々のビジネスに生かしていただきたい。特に単独世帯数が増加し、全体の4割近くを占めている。もはや日本のマジョリティであるその人たちをターゲットに、住宅の間取りや広さを考えていかなくてはならないのでは」と話した。
また、給与額の男女間格差を示し、「わが国の男女間賃金格差はOECD諸国と比較しても大きい。また、ひとり親世帯、特に母子世帯は就業率は高いが、非正規雇用者が多い。養育費を受け取っていない世帯も全体の約7割となっている。この仕組みを変えていくことが、次代を担う若者のために必要なこと」と締め括った。
