不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2023/12/20

全国で「コミュニティ醸成型住宅分譲」を展開

 (株)エンジョイワークスは20日、コミュニティ醸成型分譲事業と不動産クラウドファンディングとを組み合わせたキャピタル型ファンド「エンジョイヴィレッジファンド」の第1号商品となる「ヴィレッジファンド1号富山婦中町」の販売を開始したと発表した。

 全国の不動産事業者や建設事業者が連携。一つの事業者が行なっている分譲事業に、全国の不動産事業者・建設事業者や一般投資家が出資することでリスクを分散。キャピタルゲインをシェアするファンド。対象不動産をSPCが取得管理し、販売。その収益を分配する。劣後出資比率も50%とし、優先出資者の安全性を高める。

 ファンドを導入することで、同社がこれまでプロデュースしてきた「エンジョイヴィレッジ」を全国に増やし、継続的な価値創出と社会的インパクトをもたらすのが狙い。同シリーズは、敷地の一部を住民同士でシェアし、ゆるやかなコミュニティを醸成するのが特長。建物はSI仕様とし、間取りや設備を自由に選べる。これまで自社で14のヴィレッジで87棟を分譲している。

 ファンドの対象となる分譲地「富山田島ハーブガーデンヴィレッジ」(富山県富山市)は全4棟。敷地面積は約157平方メートル、木造2階建て、建物面積は約89平方メートル。施工はカナディアンホーム(株)。

 ファンド募集金額は1億4,200万円(1万4,200口)。事業者向け募集(劣後)は7,100万円(1口100万円、71口)。個人向け募集は7,100万円(1口1万円、7,100口。3口以上受付)。優先出資者の想定利回りは5%。運用期間は1年間(24年2月1日~25年1月31日)。

 なお、同社は現在全国各地域の事業者と17のエンジョイヴィレッジを計画している。

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