不動産ニュース / 団体・グループ

2024/1/29

東京鑑定協が新年会、「鑑定士の意義問い続ける」

「コロナ禍での工夫や変化が新しい時代の方向性を示した」などと述べた佐藤会長

 (公社)東京都不動産鑑定士協会は26日、東京ドームホテル(東京都文京区)で新年賀詞交歓会を開いた。会員や友好団体のほか、国土交通省および東京都幹部、文京区長の成澤廣修氏らが参加した。

 冒頭、令和6年能登半島地震による犠牲者に黙とうを捧げた後、同協会会長の佐藤 麗司朗氏が挨拶。「(公社)日本不動産鑑定士協会連合会では常務理事と災害対策支援特別委員長を務めているが、今回の能登半島地震でも被災地に向けて支援チームを派遣した。首都に位置する不動産鑑定士協会最大の団体として、住家被害認定調査等について、(公社)石川県不動産鑑定士協会や連合会と連携して取り組んでいく」などと被災地支援の取り組みについて報告した。

 また、「パンデミックによる環境変化は、当業界にも多くの影響を与え、2023年にも多くの挑戦を行なってきた。コロナ禍での工夫と変化が、新しい時代への方向性を示したのではないかと感じている。変革の時代に対応するため、当協会ではデジタルツールの活用などを進めてきた。混迷する時代だからこそ、不動産鑑定士の存在意義を問い続け、その答えを変革と共に実践していかなくてはならない」などと述べた。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。