不動産ニュース / 開発・分譲

2024/2/2

「御堂筋ダイビル」、ZEBに建て替え

「御堂筋ダイビル」外観

 ダイビル(株)は1月31日、「御堂筋ダイビル」(大阪市中央区)を竣工したと発表した。

 2020年12月末に閉館した旧「御堂筋ダイビル」を建て替えたもの。大阪メトロ御堂筋線・中央線「本町」駅徒歩3分、大阪メトロ四つ橋線「本町」駅徒歩5分に位置。延床面積2万275.57平方メートル、地下1階地上20階建て。メインとなるオフィス(3・5~19階)のほか、店舗(1階)、テナント専用ラウンジ(2階)、貸会議室(3階)、同社初の会員制シェアオフィス「ouno(オウノ)」(4階)で構成する。

 基準階オフィスでは、1フロア当たり約200坪の無柱・整形空間を実現。2・3階はプレミアムフロアとし、2階には約100坪のテナント専用ラウンジ(有人対応)を設置。モニター付き・ウェブ会議可の会議室、フォンブース、カウンター席、パウダールームに加え、御堂筋に面した2層吹き抜けの開放的なテラス等を設けている。
 利用者が身体的にも精神的にも健康になれるビルを目指し、自然光で満たされた「Wellness階段」や、外気に触れて気分転換できる「リフレッシュテラス」も各階に配置。1~3階の共用部やラウンジの照明設備については、光環境の時間変化に合わせた調光調色制御を導入した。

 また、「CASBEE-スマートウェルネスオフィス」認証最高位の「Sランク」を取得。基準一次エネルギー消費量から40%以上の削減を達成し、「ZEB Oriented」の取得も予定している。
 屋上には太陽光パネルを設置。CO2フリー電力の導入により、同ビルで消費される電力のCO2フリー化による脱炭素型オフィスを目指す。連続72時間稼働できる非常用発電機を搭載した電源供給システムを確立し、停電時の防災設備、トレイ等の主要機能、ならびに貸室への一定量の電力供給も可能としている。

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シェアオフィス

業務空間を共有して利用する事務所。シェアオフィスは和製英語で、英語ではshared (シェアド オフィス)officeという。

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