東急不動産(株)は7日、ENEOS(株)と、持続可能な航空燃料(SAF)の原料として廃食油を活用する取り組みに関する基本合意書を締結したと発表した。
世界的に環境対応への意識が高まる中、航空業界では、航空機の燃料を従来の化石燃料から廃食油やサトウキビなどを原料とするSAFに切り替える動きが進んでいる。SAFは従来のジェット燃料と比べると、60~80%ほどCO2削減になるとされており、今回の合意書の締結により、社会問題である環境負荷への軽減につなげていく。
複合商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」(札幌市中央区)や東急リゾーツ&ステイ(株)が運営するホテルやゴルフ場計29ヵ所で排出される廃食油を、ENEOS和歌山製造所のSAF製造プラントで原料として使用する。