不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2024/2/16

過去最高益を更新/ADW23年12月期

 (株)ADワークスグループは16日、2023年12月期決算(連結)説明会をオンライン形式で開催。代表取締役社長CEOの田中秀夫氏が、同期の振り返りと今後の事業計画等について説明した。

 当期(23年1月1日~12月31日)の売上高は413億4,200万円(前期比48.4%増)、営業利益24億4,100万円(同77.4%増)、経常利益19億7,800万円(同107.5%増)、当期純利益14億1,900万円(同169.3%増)。収益不動産販売事業が前期比で飛躍的に拡大し、過去最高益を更新した。

 主力の収益不動産販売事業では、組織力強化と戦略的な仕入単価上昇が奏功し、仕入高は293億7,400万円に。これにより、収益不動産残高は447億9,800万円(同8.0%増)に拡充した。セグメント売上高は356億6,000万円(同59.8%増)、セグメント利益は27億6,600万円(同61.6%増)。

 ストック型フィービジネスについては、10億~20億円規模の収益不動産の積極的な取得が寄与した結果、安定的な売り上げ・利益を確保。セグメント売上高61億2,200万円(同4.3%増)、セグメント利益12億8,900万円(同4.3%増)を計上した。

 第1次中期経営計画の最終年度となる同期の取り組みについて、田中氏は「物件の大型化により国内収益不動産事業の営業効率が向上し、計画通り税前利益20億円を達成できた。収益源となる不動産残高も拡充し、事業基盤が強固となった」と振り返った。
 また、第2次中期経営計画の方針についても言及。最終年度(26年12月期)の税前利益30億円達成を目標に、持続可能な成長体制を整えるとした。「今後3年間の不透明な市況を念頭に置きながら、大都市不動産への投資継続、不動産小口化事業の拡大、海外投資家とのリレーション強化など、6つの重点施策を遂行していく」と話した。

 次期については、売上高470億円、営業利益30億円、当期純利益15億6,500万円を見込む。

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