不動産ニュース / 開発・分譲

2024/2/27

埼玉で初のダイワロイネットホテル

「AddGrace Omiya」外観
「スタンダードツイン」タイプの客室
 
「ジュニアスイート」タイプの角部屋の客室

 大和ハウスグループのダイワハウスリアルティマネジメント(株)は、さいたま市大宮区で開発を進めていた複合施設「AddGrace Omiya(アドグレイス大宮)」の地上14~22階に入居する「ダイワロイネットホテル大宮西口」(総客室数265室)を3月5日にオープンする。

 同社が土地オーナーから土地を事業用定期借地契約で借り上げ(期間32年)、「AddGrace Omiya」を建設。同建物はJR「大宮」駅徒歩6分に立地。敷地面積4,010.22平方メートル、鉄骨造地上22階建て、延床面積4万2,713.94平方メートル。竣工は2月26日。

 1階はコンビニと薬局、2階はレストランとクリニック、3~6階は屋内駐車場、7~12階はオフィス、14~22階は「ダイワロイネットホテル大宮西口」となる。同社が運営するダイワロイネットホテルとしては77店舗目、埼玉県では初出店。

 客室は全10タイプ(22.3~54.7平方メートル)で、ビジネス利用からファミリー利用まで幅広い需要に対応した。ジュニアスイートルームにはホームプロジェクターやマッサージチェアを備え付けた。同社によると、高さ約90mに位置する22階は、客室としては埼玉県内最高層。

 2階のレストランは宿泊者の朝食会場となる他、一般利用も可能になっている。ロビーのある14階には、最大16人が利用できるミーティングルーム中1室、最大32人が利用できるミーティングルーム大1室を用意した。宿泊料金の一例として、モデレートダブルルーム1室が8,000~5万円(税込み)など。

 オフィスフロアは、1フロア当たりの面積が1,715.98平方メートル、総貸床面積が1万295.88平方メートル。無柱空間で、1フロアは最大11区画に分割できる。

 27日には報道陣に同施設を公開。会見した同ホテル支配人の伊藤一幸氏は「現在の予約状況は35%程度。4月以降は80~85%の稼働を目標にしていきたい」などと話した。

「ジュニアスイート」タイプの客室。プロジェクターを設置
オフィスフロア
施設の概要を説明する、ダイワハウスリアルティマネジメント(株)取締役不動産本部不動産事業部長の福田大樹氏(右)と「ダイワロイネットホテル大宮西口」支配人の伊藤一幸氏

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事業用定期借地権(事業用借地権)

定期借地権の一つで、専ら事業の用に供する建物の所有を目的とするものをいう。当初、契約期間が10年以上20年以下とされていたが、借地借家法の改正により、2008年1月1日以降は、10年以上50年未満に改められた。

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