不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/3/27

東京オフィスの賃料下落、減速フェーズへ

 JLLは26日、世界主要都市のオフィス賃料動向を表した「プロパティクロック(不動産時計)2023年第4四半期」を発表した。賃料が(1)賃料下落の加速、(2)賃料下落の減速、(3)賃料上昇の加速、(4)賃料上昇の減速というサイクルで変動することを前提とし、四半期ごとに各都市がどのフェーズに位置するかを発表している。

 東京のAグレードオフィス賃料は、賃料下落の減速フェーズとなった。23年は大規模な新規供給があったものの、潜在需要が顕在化したことで空室率は5%未満にとどまり、賃料も横ばい傾向となった。供給量は24年に激減し、25年には再び大規模な供給があると見込まれる。

 大阪・福岡のAグレードオフィス賃料は、24年に大規模な新規供給のピークを迎えることから、引き続き賃料下落の加速のフェーズに位置する。

 また、日本における23年第4四半期の直接投資額は6,464億円となり、4四半期ぶりに増加した。投資割合を地域別にみると、東京圏が引き続き牽引し、54%となる中、東京市部の割合が28%に拡大した。

 23年通年では、直接投資総額は3.4兆円となり、4年ぶりに増加に転じた。国内投資家の強い投資意欲がうかがえる。投資割合を地域別にみると、やはり東京圏が63%と最大。一方、大阪(18%)と九州(7%)も拡大している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。