積水ハウス(株)は28日、全国の地場住宅業者との共同建築事業「SI事業」において、新たに湘栄建設(株)(神奈川県中郡、代表取締役:佐藤真一氏)と提携したと発表。4月より事業を開始する。
神奈川県は南海トラフ地震防災対策推進地域に指定されているが、県内の住宅の耐震化率のうち、戸建住宅の耐震化率はマンションなどの共同住宅と比べても低い水準となっており、耐震化の促進が課題となっていた。
湘栄建設は湘南エリアを対象に規格住宅などを45年供給している地元密着のハウスメーカー。SI事業では、積水ハウスがスケルトン部分の基礎、躯体、接合部を担い、子会社の積水ハウス建設(株)が施工。インフィル部分の外装や内装はパートナー企業の湘栄建設が担う。同社の地域での仕入れ力や販売力を生かし、地域特性に沿った提案をすることで地域密着型の顧客対応が可能となる。
同事業のパートナー企業は国内5社目。積水ハウスはSI事業で2025年度までに年間300棟を目指している。