(株)一条工務店は10日、「理想の戸建て住宅に関するアンケート調査 2024」結果を発表した。自身の持ち家ではない家に住む全国の男女を対象に、2月23日~3月3日にオンラインでアンケートを実施。有効回答数は451。
「現在の住まいの中で不満に思っている場所」の質問では、68.5%が「キッチン」と回答。次いで「洗面・脱衣所」(59.4%)、「バスルーム」および「玄関」(いずれも53.0%)となり、特に水回りに関する不満が目立つ。
また、戸建て住宅を検討したいと考えている442名にその理由を聞いたところ、「広さが確保できる」(65.2%)、「騒音や振動の心配が少ない」(54.8%)、「部屋数を確保できる」(46.4%)となった。
「戸建て住宅を建てるなら、機能性とデザイン性のどちらを重視するか」の問いでは、「機能性にこだわりたい」(59.5%)、「どちらかといえば機能性にこだわりたい」(36.0%)を合わせると、約9割が「機能性」を重視したいと考えていることが明らかに。
性能・機能面で最もこだわりたいことに関しては、「高気密・高断熱性能」(48.4%)が最多で、以下「耐震性能」(20.1%)、「メンテナンスコストの少なさ」(12.7%)が続いた。
戸建て住宅に採用したい設備については、「太陽光発電・蓄電池」(82.8%)、「床暖房」(74.0%)、「食器洗い乾燥機」(65.2%)が上位に。採用したい間取りについては「室内干しスペース」(55.7%)、「ファミリークローゼット」(50.7%)、「ウォークインクローゼット」(48.0%)となった。なお、5位「パントリー」(43.7%)、6位「ウォークスルー型シューズクローク」(34.8%)など、収納関連のものが多く上位にランクインした。