
日鉄興和不動産(株)は26日、(株)電通と共に、ユーザーと家電・消費財メーカーをつなぐスマートホームプロジェクト「HAUS UPDATA(ハウス・アップデータ)」プロジェクトを始動。初弾となる実証実験を開始すると発表した。
企業が収集した断片的なデータを統合することで、生活習慣やモーメントをより多角的に理解。その上でデータから潜在的な課題やニーズを発見することで、おすすめ情報の提供、利便性の向上、健康・防犯等のサポート等を生み出していくプロジェクト。
2024年5月1日から開始する実証実験では、単身5世帯・ファミリー5世帯にIoTセンサーとIoT家電を設置し、協賛企業の商品を配布後、居住者の生活行動や環境状態を把握する。また居住者の生活行動データから、生活動線や消費傾向を分析し、それを基に、おすすめ情報やサービスの提供を行なう。さらにLINE公式アカウントを通じて、定期的にニーズや気分状態などをアスキングし、各社のサービスへフィードバックする。実証期間は、10月31日まで。
その後も、第1弾実証実験の結果を反映しながら、対象世帯規模や参加企業数を拡大し、継続的に展開していく予定。