不動産ニュース / 開発・分譲

2024/5/27

厚木にマルチテナント型物流施設/オリックス不

「厚木Ⅲロジスティクスセンター」外観

 オリックス不動産(株)は24日、マルチテナント型物流施設「厚木Ⅲロジスティクスセンター」(神奈川県愛甲郡)が完成したと発表した。

 首都圏中央連絡自動車道「相模原愛川」ICから約3.8km、同「圏央厚木」ICから約5.3km、JR相模線「原当麻」駅から約4.3kmに位置。敷地面積7万5,544.56平方メートル。建物は、柱鉄筋コンクリート造・梁鉄骨造の混構造地上6階建て、延床面積18万1,613.22平方メートル。免震構造。

 梁下有効高は5.5m以上、床荷重は1平方メートル当たり1.5t。各階に直接アクセス可能なダブルランプウェイを採用。また、55台が同時に接車できるトラックバースを全ての階に備える。敷地内には、化粧品やアルコール類など一般倉庫では保管できない消防法上の指定数量以上の危険物を保管することができる危険物倉庫を併設する。

 6階共用部には、無人コンビニを備える約240席のカフェラウンジを設置。テラス席付きの「四季の庭」も完備している。

 屋根には2,309.45kWの太陽光発電システムを設け、発電した電力は施設内で消費する他、余剰分はFIP制度を用いて電力会社に売る。夜間や天候の影響などで発電量が不足する場合は、非化石証書(トラッキング)付きの電力を調達することで、100%再生可能エネルギー由来の電力を供給する。また、全館でLED照明を採用し、駐車場には電気自動車(EV)充電スタンド24基を設置。これらの取り組みにより、ZEB認証、CASBEE(新築)Aランクを取得している。

 竣工した4月30日時点で5社と賃貸借契約を締結しており、契約率100%で稼働を開始する。

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ランプウェイ(物流施設の〜)

多層階の倉庫などにおいて、トラックが上下階のあいだを自走して荷物の積み下ろしするための走路。英語のramp way。このような走路を備えた倉庫を、ランプウェイ倉庫という。なお、ランプウェイは、倉庫などに限らず、車両が異なる階層のあいだを自走するための通路を指す一般的な言葉として使われている。

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