不動産ニュース / その他

2024/5/27

鉄道施設の建設コスト削減など目的に資本業務提携

 3Dプリンター住宅の開発・販売を展開するセレンディクス(株)は22日、(株)JR西日本イノベーションズと15日に資本業務提携したことを発表した。

 JR西日本では、労働力不足の問題などから、駅舎やその他関連施設の設備更新・メンテナンス維持が課題となっている。また、線路に隣接する駅舎などの工事は列車運行のない夜間に行なう必要があるなど、施工面において制約がある。

 セレンディクスは2022年3月に日本初の3Dプリンター住宅を23時間で完成させるなどしており、工期の短縮や人件費等の削減が期待できる。プリンター住宅はコンクリート製であるため、木造建築と比較して長期間使用でき、高い耐震性も備える。

 こうした背景から、両社は更新の必要のある駅舎やその他鉄道関連施設の建て替えを3Dプリンター建築で行なうことを目的に、今回の資本業務提携に至った。また、セレンディクスはJR西日本イノベーションズを引受先として第三者割当増資を行なった。

 今後はセレンディクスが保有する3Dプリンティング技術を鉄道施設の建築に応用し、施工期間の大幅な短縮と、コスト削減を目指す。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。